今年も暑い暑い夏がやってきました。観音ミュージアムでは、館蔵の名宝のなかから、この季節にふさわしい水辺の景観を描いた日本画・仏画をご覧いただきます。近代化が進む大正・昭和期に、失われゆく江戸情緒を描いた鏑木清方の『真﨑祠前写景』。そして、「啓書記」の異称でも知られる建長寺の画僧で、雪舟・雪村と並び称せられる室町水墨画壇の巨匠、賢江祥啓の作と伝わる『よう龍観音図(瀧見観音)』。近代日本画と中世水墨画という異なる技法・形式で描かれた両作ですが、いずれも水辺に心を遊ばせるよろこびを感じさせてくれます。毎年のように猛暑記録が更新されていくなか、百年前の東京、そして五百年前の鎌倉の夏に想いを馳せ、昔日の風物のなかに涼をもとめるひとときを観音ミュージアムでお過ごしください。このほか、棟方志功・富岡鉄斎・谷文晁ら、近世・近現代の巨匠たちのそれぞれの「夏」を感じさせる名品も登場します。
開館時間 | 9:00~16:30(入館は16:00まで) |
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休館日 | 会期中無休 |
入館料 | 大人(中学生以上)300円 小人(小学生)150円 ※長谷寺拝観料別途(大人400円・小学生200円) |
お問い合わせ | 〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2 宗教法人長谷寺内 TEL 0467-22-6100 FAX 0467-22-6101 |